アール・デコの世界〔1〕 パリ アール・デコ誕生 学習研究社/刊 いつの時代でも、ファッションやスタイルはその時代のアートの影響を色濃く受けたりするものである。特に1930年代のメンズスタイルに関していえば、ネクタイやカラーバー、カフスといったアイテムのデザインに、直線や流線型から成るアール・デコ・デザインの影響を色濃く見ることができる。本書はそんな当時隆盛したアールデコの芸術文化を、発祥の地であるパリから辿るものである。既に当時社会に進出し始めていた女性層に歓迎された、ポワレやシャネルのモード革命をきっかけに誕生した、幾何学形を組み合わせたシャープな形、そして赤、黒、金など明快な色彩を取り入れていることを特徴とする、当時のアール・デコの芸術文化の魅力を紹介している。 |
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アール・デコの世界〔2〕 ニューヨーク 摩天楼のアール・デコ 学習研究社/刊 学研のアールデコシリーズの2冊目となる本書は、空前の繁栄を誇った夢の都ニューヨークの熱気と楽しさあふれるアール・デコを紹介。アール・デコの新たなスタイルの巨大な舞台となったマンハッタンの摩天楼。そんなニューヨークで華開いたアール・デコを建築、インテリア、ファッションなどの分野にわたって紹介する。ジオメトリックな柄や意匠があますところなくふんだんに多用された当時の高層ビルなどの建築物は、現代においてもモダンで刺激的である。 |
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アール・デコの世界〔3〕 ハリウッド/マイアミ アメリカン・デコの楽園 学習研究社/刊 学研のアールデコシリーズの3冊目。映画が最高の娯楽の一つであった1920年代〜30年代。アメリカン・ドリームの勢いに乗って活気づいていた映画産業の波を受けたロスアンゼルス。映画を提供する場にふさわしい、気品と誇りに満ち溢れたアールデコの様式の素晴らしい「ムーヴィ・パレス」に代表されるハリウッドのアールデコ文化の一方で、南国的な明るい色彩、独特な流線型のデザインを包含して独自の芸術様式を確立していったマイアミのトロピカル・デコ。そしてこれらの流線型のデザイン様式を反映していった、鉄道、車、電化製品や小物類に至る、アメリカの生活様式。明るくポップなアメリカン・アール・デコをあますところなく紹介した一冊。 |
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アール・デコの世界〔4〕 ミラノ イタリアン・デザインの創造 学習研究社/刊 学研のアールデコシリーズの4弾目となる本は、イタリアのアール・デコに焦点をあてた。ジオ・ポンティやデペーロを中心に展開、発展したイタリアン・アール・デコは、パリやアメリカとも違った、明るく鮮やかな色彩に彩られた独創的な感性に溢れるものであった。後にイタリアン・モダン・デザインの潮流へも大きく影響を及ぼすこととなるイタリア・ミラノを中心としたアール・デコを紹介する一冊。 |
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アール・デコの世界〔5〕 ウイーン 世紀末都市のアール・デコ 学習研究社/刊 学研のアールデコシリーズの最終刊となるこの本は、東西文明の十字路と謳われたウィーンにスポットをあてた。あえてアール・デコ期以前のヨーゼフ・ホフマンによって設立された「ウィーン工房」からの芸術様式を辿ることで、アール・デコの源流を紹介。両大戦間に見られるドイツ・モダニズムの動向も含めて紹介した、アール・デコシリーズのまとめとなる一冊となった。 |
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