( 24th September 2006 )




◆ コレスポンデント・シューズの昨今 ◆

30年代当時のスタイルでは登場頻度の多かったコレスポンデント・シューズ。しかしながら現代の日本においてはこのスタイルの靴はあまり広くは受け入れられていないように思われる。そんな中嗜好品研究家の井伊正紀氏より、欧州の靴展示会ミカムや紳士服の展示会ピッティに取材に行った際に撮ってきた画像の中から、コレスポンデントの画像をいくつかいただいた。

Crockett & Jones。フルブローグのコンビ、セミブローグ、髭付のフルブローグ、それをカーフ×カーフ、ヌバック×カーフ、スエード×カーフ、と贅沢なラインナップで展開。奥にはコンビのサドル・シューズも。

Alfred Sergentでも展開していた。

Church。ヌバック×カーフ。ヴィンテージのコレスポンデントではよく見かけた6アイレット。


井伊氏の話によると、現在でも欧州の展示会に赴くと、コレスポンデントシューズは頻繁に見かけるとのこと。しかしながら日本からのバイヤーがこのような靴を仕入れることはあまり多くはなく、結果的に日本のマーケットでは見かけることが少ないのではということであった。海外ではともかく、日本の国内ではやはりこうした靴は我々好事家のみのアイテムなのかもしれない。





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