Dressing for Spring & Summer 5 "Single-Breasted Navy Stripe Two Pieces Suit,"

Draper's Benchの春夏のネイビー・ストライプ・スーツ。 ディレクターだった沖坂氏がDraper's Benchを退社する前の年に企画した一着だったかと思う。

ストライプの柄は何色かの糸を練り合わせたもので、遠めに見るとネイヴィーとパープルの間のような色味を醸し出す。

フロントはシングルブレステッド、3ツ釦、ピークドラペル。肩はやや狭めで、袖付けがクラシカルなセミロープドショルダーの仕様。ボリュームのあるピークドラペル。真中の釦は拝み合わせ。背中ごしのタイトなウエストラインが美しい。

スーツの下にあわせたシャツ、タイは夏らしさを意識した爽やかな色味であわせてみた。ドレスシャツはストライプ柄でラウンドカラーのクレリック・シャツで、Draper's Benchのもの。ラウンドカラーはとてもクラシカルでありながらも、クレリックという仕様がニートな雰囲気も漂わせている。クラバットはシルバーの地にネイビーとライトブルー、グレーのウインドウ・ペーンのものをあわせ、襟元をカラーバーで留めた。カラーバーはラウンドカラーを意識し、端の部分が丸い処理が施された、スティールのヴィンテージをあわせてみた。タイバーは30年代のヴィンテージもの。

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